【体験談】6歳の息子の食物経口負荷試験!検査の様子とあなたへのアドバイス。

アレルギー検査の一番確実なやり方、食物経口負荷試験。

アレルギーのある食材を実際に食べてみて症状が出るのか調べる!ということはわかるのだけど、「じゃあ、実際どんなやり方でするの?」と実際体験するまでは具体的にはちょっと疑問ですよね。

この記事では、6歳の息子のピーナッツの食物経口負荷試験を体験してきた私がその疑問に迫ります!
ぜひ参考にしてみてくださいね。

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行ってきました!食物経口負荷試験のリアル〜体験談〜

はじめに。息子のアレルギーについて

息子は、生後6カ月の時に卵アレルギーが発覚し、1年半に渡る除去生活を経て卵は克服しました。

6歳になる現在は血液検査の数値上、ピーナッツが「クラス2」、アーモンドが「クラス1」で残っているので、就学に向けて給食の対応を決めるために、食物経口負荷試験を受けることになりました。

ピーナッツは、症状が出た時には重篤になる可能性がある食材ということで、息子は今まで医師からのすすめで、ピーナッツそのものは除去してきました。

とは言っても、砕いたピーナッツがかかったお菓子や、ピーナッツを使用したドレッシングなど、わからず食べてしまったことはあったかもしれない、というゆるい制限での除去を続けてきての現在でした。

食物経口負荷試験が決まるまで

今回の我が家の食物経口負荷試験は、かかりつけの皮膚科からつなげてもらいました。
私の住む地域で負荷試験が受けられる病院は2ヵ所あり、どちらも総合病院です。

皮膚科では「行きやすい方に紹介状を書くから、どちらがいい?」と病院を選ばせてくれたので、私は地理的に行きやすい方を選びました。

総合病院の初診の際は、担当医師と面会し、負荷試験を受ける必要性の有無、試験のやり方についての説明、注意点などの説明を受け、2回目の来院で負荷試験実施という流れでした。

食物経口負荷試験で摂取する量について

医師との話し合いで5gと決まりましたが、実は10gという選択もありました。

5g(10粒程度)は、おやつとしてパクパク食べる量というよりは、“ほうれん草のピーナッツあえ”など、わき役として使われる量を想定しています。

ピーナッツを食べてみて、美味しい!これ好き!となった場合に、ある程度の量を食べても大丈夫なのかを知っておきたいなら、一気に10gの検査をしてみてもいい、とのことでした。

でも、もし10gで症状が出た場合、5gだったら大丈夫だったのか?という判断はできないとのことだったため、まずは給食のあえ物などで使われるピーナッツの量に耐えられるかを調べる目的で、5gで挑戦することになりました。

入院検査か外来検査か?

検査には入院検査(日帰り)と外来検査があり、検査の日程を決める段階で、どちらのやり方にするか決めます。
入院検査と外来検査の違いは、「入院検査の方が書く書類がたくさんになって大変かな」というくらいの差で、やり方は全く同じなのでどちらでもかまわないと言われました。

入院検査の方が空きが多く予約は取りやすい状態でしたが、希望日の予約が外来でも取れたため、外来検査に決めました。

食物経口負荷試験の当日までにすること

体調万全でトライしたいので、もちろん体調管理は大切ですよね。
それから具体的にすることとしては、負荷試験で摂取する食品は自分で持参するので、その準備が必要です。

今回の息子のピーナッツの場合、そのままの粒で食べると吸収が遅くなり症状が出るのが数時間後になる可能性があるため、検査時間の中でなるべく早くに結果がわかるように、消化吸収の良い形、つまりできるだけ小さく砕いて粉にした状態にする必要がありました。

アーモンドなら市販のアーモンドプードルがありますが、ピーナッツってなかなか売ってないですよね。
検査の前夜、ピーナッツを砕いてすり鉢ですりつぶしました。

粉というよりピーナッツバターのペーストのようになりました。
これを、食べやすくするために何かに混ぜたらいいとのことだったので、ヨーグルトを準備しました。

負荷試験当日の持ち物(必須)

  • 負荷食品(我が家の場合ピーナッツ5g以上)
  • 負荷食品を食べやすくするための食品(ヨーグルトなど)
  • アレルギー止めの薬(我が家は皮膚科で処方してもらったものがあったのでそちらを持参)
  • お茶か水(検査中も摂取OK
  • 暇つぶしのDVD、おもちゃなど

負荷試験当日の朝食は?

予約は朝9時に受付で、できれば朝食は取らずに空腹で来院、どうしても食べたければアレルギーが全くないとわかっているもの(おにぎりなど)を少量食べてもOKとのことだったので、半分サイズの塩おにぎりを食べました。

まさかの微妙な体調に不安、実施までの葛藤

なんと息子、ほんの少し風邪気味で当日を迎えてしまいました。
時々痰が絡まるのと、目に軽い充血がある程度の軽いものでしたが、気になったので朝一の問診で相談しました。

先生は、とても迷われたあげく私たちに2つの選択肢を示され、それぞれのメリット・デメリットを説明されました。

選択肢その1「何らかの感染症ではありそうだけれど、ちょっと無理をしてトライしてみる」

メリット:このまま今日トライできること。
デメリット:負荷食材を摂取後もしもアレルギーの初期症状が表れても、異変に気付きにくいこと。
帰宅後発熱や嘔吐した場合、アレルギーによるものなのか、風邪によるものなのかを判断しにくいこと。

なにより症状が出た場合、体調が悪い時だとよりひどくなりやすいこと。

選択肢その2「予約を取り直して、後日改めて来院する」

メリット:体調万全で臨める可能性があること
デメリット:次回の予約がとれる日は1カ月以上先になってしまうこと。
日を改めても、まだ風邪がはやる季節なので体調はわからないこと。

それらを考慮して、選択肢その1、その日にそのままトライすることにしました。

いざ、食物経口負荷試験開始!

もともと、今回の検査は2回に分けて摂取予定でしたが、結果的に3回に分けるやり方になりました。

実際の検査の流れ

9:00  小児外来受付
9:15  問診
9:50  摂取1回目(1.6g)→経過観察(1時間)
10:50 診察
11:00 摂取2回目(1.7g)→経過観察(30分間)
11:30 診察
11:40 摂取3回目(1.7g)→経過観察(2時間)
13:40 診察
13:50 アレルギー反応なし、終了

食物経口負荷試験のやり方~詳細編~

まずは持参した5gのピーナッツの3分の1の量(約1.7g)が入った透明のカップを、直接手渡されました。

持参したヨーグルトをカップに少し移し、混ぜて食べます。

はじめの一口を食べるところは、担当医ともう一人の医師が3mくらい離れたところでじっくり観察しておられました。そういうルールなんでしょうか、息子も私も初体験の上にじっと見られてちょっと緊張()

何口か食べるのを見届けたら、先生方は自然に他のこともされ始めました。

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息子は食べ始めてすぐに「舌が痛い」「口の中が痛い」となんともきわどい発言をしましたが、その感覚は長くは続かず、「おいしい!ピーナッツはヨーグルトと合うね!」とぺろりと完食しました。

空になった容器を返却して、1回目が終了。

経過観察-1(1時間)

食べ終わった直後の息子に何か変化がないか、口の中や顔をしっかり診察され特に変化はみられなかったので、そこから1時間経過観察です。

先生はカーテン越しにパソコン仕事などをされている雰囲気でした。視覚はお互いに遮った形で、声だけはよく聞こえる状態です。
プライバシーは確保しつつ、もしも異常が表れたら、すぐに気づいてもらえる環境で安心感がありました。

私たちが過ごす空間のスペースは3畳くらいだったと思います。
待ち時間は、病院が用意してくださったポータブルDVDプレーヤーをお借りして、持参したDVDを観たり、ブロックをして過ごしました。

いろんなことが新鮮に感じられ、この1時間は意外と早くに過ぎた印象でした。

2クールで終わるはずが予定変更、3クールすることに

当初、2回目で残り3分の2の量を一気に食べる予定でしたが、1回目で「舌が痛い」「口の周りが痛い」との発言があったので、念のため次も3分の1だけ食べてみるやり方に変更となりました。

1回目と同様に、手渡されたピーナッツの透明カップにヨーグルトを混ぜて食べます。
今度は特に気になる発言もなく、終了。

経過観察-2(30分間)

特に変化は見られませんでしたが、息子はおなかがすいたと訴えてきました。
小さなおにぎりは持っていたので先生に相談すると、「もう少し頑張って、最後の摂取が終わってから食べよう」とのことで、もうしばらく我慢。

空腹のまま耐えるというのも息子にとっては初めての体験でした。

3回目、残り3分の1を食べる

1、2回目と同様に、ヨーグルトに混ぜて食べます。

経過観察-3(2時間)

最後は長い!2時間、異常がないかを観察します。

まずは、お待ちかねの一口サイズのおにぎりを2つ食べて、その後は3畳のスペースで、なんとか退屈をしのごうと試行錯誤。
持参した遊ぶものは、DVD、ブロック、ハンドスピナー、迷路・塗り絵・ひらがな練習などの紙ものなど。

病院にもおもちゃや絵本がいくつか用意してありました。
設置してあった子供用ベッドの柵を牢屋に見立てて3歳の妹と遊んだりして、なんとか時間をつぶしました。

経過観察の待ち時間のリフレッシュ

経過観察の途中、少しなら室外に出て歩いてもいいといわれていたので、受付や待合スペース、エレベーターホールなどをちょっとお散歩もできました。

ただ、季節柄、風邪の患者さんもたくさんおられるからあまり外に出るのはおすすめしないとアドバイスをいただいていたので、控えめにしました。

待ち時間で、一番リフレッシュになったのは、先生にひとことお断りをして、階下の自動販売機に飲み物を買いに行ったこと!
子供たちも私も、ちょっと冒険をしたようでいい気分転換になりました。(検査を受けている本人は、水・お茶しか飲めないので要注意!)

結果と今後

途中「舌が痛い」「口の中が痛い」と微妙な発言があり、摂取回数を変更して慎重に進めることになりましたが、結果はめでたく「陰性=除去解除」となりました。
就学後の給食についても、特別な対応は必要なさそうだという結論になりました。

今後は、家庭でも今回と同じ量の5gを食べてみるようにとのことなので、体調のいいときに試していきたいと思います。

食物経口負荷試験を体験してみて、あったら便利な物や準備のポイント

必須の持ち物や注意点は、医師から説明とともにプリントをもらえます。
今回実際に体験してみて、あったらよかったな、しておいたらよかったなという準備について、書いておきますね。

1.温度調整できる服装で!

寒い日だったのであたたかい格好をしていましたが、長時間過ごす部屋はよく暖房が効いて暑いくらいでした。脱げるものは脱ぎましたがそれでも暑い・・・
数時間缶詰め状態になることはわかっているので、温度調整ができるような準備が必要でした。

2.DVDを観るならイヤホンを持参すべし!

先生はカーテンを挟んですぐ近くでお仕事をされていたので、DVDの音をなるべく小さくしたいと思いました。子供たちの声でさんざんご迷惑をかけたので、せめて・・・(苦笑)
イヤホンがあればスマホの音楽や動画も心おきなく楽しめます。

3.保冷剤があると安心!

病院に行くまでの道中、ヨーグルトを冷やすために保冷剤を持っていましたが、検査の間の数時間もヨーグルトは室内に置いていたので、その間の保冷にも役立ちました。
保冷剤2~3個とともに保冷バッグがあるとさらに安心です。

4.スプーンも持参した方がよかった?!

スプーンは持って行きませんでしたが、お借りしたスプーン(使い捨て)は息子には大きかったように思います。普段小さいスプーンを使っている場合は、子供用スプーンを持参した方が安心だと思いました。

食物経口負荷試験はどこで受けられるの?

食物経口負荷試験は、アナフィラキシーショックなどに備えてきちんとした対応ができる施設でのみ受けられます。全国の実施施設はこちらで確認できます。

食物経口負荷試験 実施施設一覧 (食物アレルギー研究会HPより)

まとめ

アレルギーの強さによっては、子供への負担が大きい場合もある食物経口負荷試験ですが、食べられるものが増えたり、量が増やせたり、ひとつのターニングポイントにもなりますよね。

検査の具体的なやり方は施設によって異なる部分もありますが、この記事の体験談もぜひ参考になさってくださいね。

 

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