卵アレルギー、工場の製造ラインの混入はどこまで気にするべき?

卵アレルギーで卵を除去するとき、頼りにするのがパッケージの表示ですよね。
そこに書かれた、「本品は卵を含む商品と共通の設備で製造しています」というような文章をよく見かけませんか?

工場で作られるときに、同じ製造ラインを使っているとか、工場内で共通の器具を使っているという意味ですよね。
これって結局食べてもいいの?食べない方がいいの?いったいどのくらい危険だと考えたらいいの?と迷ったことはありませんか?

この記事ではそんな疑問に迫ります。ぜひ参考になさってくださいね。

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卵アレルギーなら同一製造ラインの混入は気にした方がいいの?

入れたつもりはないけど入ってしまう?!コンタミネーションについて

加工食品のパッケージなどで見かける、「本品は卵を含む商品と共通の設備で製造しています」などと書かれた表示。これを、「注意喚起表示」と言います。

卵が含まれる場合は原材料として表示する義務があるので、所定の欄に必ず記載されることになっていますよね。卵アレルギーであれば、注意深く見るところです。

ところが、卵を使っていない場合でも、製造過程で紛れ込んでしまう可能性って実はゼロではないんです。
注意喚起表示は、その可能性を私たち消費者に伝えてくれています。
その、入れたつもりはないのに入ってしまうことが、いわゆる混入です。アレルギー用語でいえばコンタミネーション。略してコンタミなんて言われます。

 

加工品が作られる過程で、他の製品の原材料が製造ライン上で混入しないように、消費者庁が推奨していることが次の3つです。

  1. 他の製品の原材料中の特定原材料等が製造ライン上で混入しないよう、当該製造ラインを十分に洗浄
  2. 特定原材料等を含まない食品から、順に製造
  3. 可能な限り専用器具を使用

これをもとに加工品メーカーではさまざまな対策をして、意図しない混入を防ぐ努力がなされています。
それでも製造ラインでの混入のおそれがある場合に、注意喚起表示が記されます。

逆にもし、卵を使用しているわけではないのに製造過程でどうしても入ってしまう、必ず含まれるとわかっている場合は、原材料の欄に表示されることになります。

製造ラインでの混入は、はたしてどのくらい危険?

その製品には卵を使われていなくても、紛れ込んでしまう可能性がゼロではない場合に、企業の親切で書かれている注意喚起。卵アレルギーの場合、どのくらい注意した方がいいんでしょうか。

これは、やっぱりアレルギーの重さによるんです。
ごく微量な卵の摂取でも、アナフィラキシーの恐れがあるくらいの重篤な卵アレルギーの人は、ごく微量の混入でも十分危険です。コンタミにも、できる限りの注意を払う必要があります。

でも、卵そのものは除去の必要があっても、加工品なら食べてもOK、というくらいの卵アレルギーの人はたくさんいますよね。
それくらいのレベルの卵アレルギーの人にとったら、仮に製造ラインで微量の卵が混入していたとしても、原材料として使われるほど入ってはいないという前提なので、それほど恐れる必要はないということになります。

 

ちなみに、コンタミの頻度や量が低いと考えられるものについては、注意喚起の表記は推奨されていません。
卵アレルギーのある人が、食品を選択する幅が極端に狭くなってしまってはいけないという配慮からです。

ただ、この注意喚起表示は義務づけられてはいません。
この表示がないからと言って、コンタミの可能性がないという判断はできないので、そこは覚えておきたいですね。

心配な場合は、まず病院の先生に相談しましょう。

ヒヤリハット!生活の中で起こりうる誤食!ヒヤッとする事例紹介

卵アレルギーの人の生活の中で、卵は取らないように意識して気を付けているのに、実は身近なところに落とし穴があることもあります。
目に見えないことも多いので、危険ポイントを知っておくと安心です。

卵のことはもちろん、それ以外のアレルギーの危険なところも、何かの時に役に立つかもしれません。
あわせて読んでみてくださいね。

卵アレルギー編

総菜のトング

卵を使用した食品とトングが共通で、卵料理が付着のおそれ!揚げ物の衣にも注意!

練り物、ソーセージなどの加工品

卵の形をしていないので、知らないと要注意!

メレンゲ、マシュマロ

加熱不十分の卵白が使用されていることも考えられます。

小児用風邪薬(シロップ)

卵が使われたものがあります。成分表示のチェックが必要ですね。

原材料表示義務がないものもある?!

建物内で調理したパンや総菜などは、卵を使用していても表示する義務がありません。表示がないこともありえます。

卵のパック

卵の入っていない空のパックを触って発症も、ありえます。卵が割れて付着していた可能性も?!

小麦アレルギー

小麦粘土

幼児が万が一お口に入れても安心というのが魅力で、育児サークルなどで一から作ったり、完成品を使ったりする機会は多いもの。
小麦に強いアレルギーがある子は、触るのはもちろん、周りの子が使った後も要注意なことがあります。

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餃子パーティー

まだ離乳食を始めていない赤ちゃん連れで餃子を包んで食べようの会に参加したら、赤ちゃんに湿疹が出て小麦アレルギーが発覚した友人がいました。

乳アレルギー編

ジュースの自動販売機

抽出型のジュースは、前に抽出されたジュースが乳製品の場合、コンタミの危険あり!

アイスクリーム、ジェラート屋さん

アイスをすくうディッシャーが、乳使用のアイスと共通のことがあります。最近はアレルギーについて、まず尋ねてくれるようにことが増えましたね。

ナッツアレルギー編

総菜パン

みそ使用のパン、その中にピーナッツクリーム使用ということも!

おひたし、あえもの

ごまだれ、ほうれんそうおひたしなどに、ピーナッツが使われている可能性があります。

アレルギー全般

  • よくわかっている人以外に子供を預ける場合などは、アレルギーであることを伝えることは必須です。

伝えていたとしても、該当食品の姿をしていないものを気づかず与えられてしまうこともあります。
もしかして食べさせそうかも?と考えられる加工品などは、あらかじめアレルギー該当食品が含まれていることを、子供をみてくれる人の耳に入れておくといいですね。

おじいちゃん、おばあちゃんは仕方ないにしても、意外とお父さんもよくわかっていないこともあるようですよ~。

  • 外食の場合、店員さんが知識不足の可能性があります。たとえば、マヨネーズは卵が使用されているのは有名ですが、それを知らない店員さんもいると聞きます。
  • 親以外の大人や子供が、友達同士で喜ばせようと持たしてくれたお菓子に、該当食品が含まれていることもあります。アメも要注意!
  • 食べた後の運動、お風呂で症状が出やすくなることもあります。該当食材を食べた後は、しばらく安静が安心です。
  • 賞味期限シールで、原材料部分が隠れてしまっていることがあります。

などなど、危険は思わぬところにもあります。気を付けたいですね。

まとめ

製造ラインでの混入の心配は、アレルギーの状態によってずいぶん変わります。
心配しすぎて食べる楽しみがなくなったり、食品を選ぶ楽しみが減ってはもったいないですが、場合によっては危険なケースもあるのは事実。

心配な場合は決して自己判断せず、病院の先生に相談してくださいね。

 

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